こちらはENIGMA_QUINTET No.3『Cosmos』のネタバレ記事となります。自力で解きたい方は今すぐに戻りましょう。
・ゲームの始め方
こちらの注意事項のリンクの「問題はこちら」から次のページへと向かいましょう。パスワードはs73h1です。大文字は弾かれてしまうのできちんと小文字で入力しましょう。
・Wave1-1
「これはぱずるだよ」とあります。知っている人は見てすぐになんなのか分かるかと思いますが、知らない人からしたらぱずるって言われてもこれはなんなんだとなるかもしれません。
ここでよーーーく見てみると、ぱずるの半濁点にバツが付いていることに気付けたはずです。では「はずる」と検索してみましょう。すると、「はずる 」という名前の知恵の輪が見つけられます。
では一覧とにらめっこしながら、これらがどれなのか探していきましょう。公式サイトが当日少し重かったのは想定外でした。かめのせいではないので許してください。
左は「MARBLE」、右は「DONUTS」です。数字順に拾って答えは「MONSTER」です。入力は小文字で「monster」でお願いします。
手書きだったのはその時のテンションとノリです。制作は深夜の方がはかどります。
・Wave1-2
この絵日記に書いてある絵が何かを突き止めて◯の中を埋める必要があります。
まずは、「海のパラダイス」が何かを考える必要があります。知っている人はすぐに、あれだ!となるかもしれませんが、知らないとして話を進めていきます。
「海のパラダイス」と検索するとクロちゃんが大量に出て来ます。では1つ自由に選んで動画を実際に見てみましょう。
30分程無駄にしましたね。これは一切関係ありません。
この「海のパラダイス」にはアトラクションが存在するようです。「海のパラダイス アトラクション」で検索してみましょう。
すると、横浜・八景島シーパラダイスがすぐに見つかります。どうやらこの中にこの絵の正体がありそうです。では、アトラクション一覧を眺めてみましょう。すると、◯の中に入りそうなアトラクションは「青空クライミング ロックンロック」か「サーフコースター リヴァイアサン」の2つに絞られます。
ここで、この絵日記の中には他にも大事な情報が存在します。それは2/21に運行再開したという情報と雨の中でも遊べるという情報です。
どうやら、雨でも遊べるものにはマークが付いているようです。すると「サーフコースター リヴァイアサン」に決まります。一応開いてみると2/21に運行再開と書いてあるので確定で良さそうです。
というわけで◯の中を埋めて答えは「コースター」です。入力は「kosuta」でお願いします。ヘボン式難しいですよね。
ちなみに上の絵はリヴァイアサンのイラストです。リヴァイアサンというコースターに乗ってガチのリヴァイアサンの絵を描いているこの人ちょっと頭おかしいですね。
・Wave1-3
矢印や法則を考える前に、まずはこのかわいい動物たちが何かを突き止めましょう。そのまま「ライオン ヒヨコ キリン 象」で検索をかけるとすぐに「どうぶつしょうぎ」が出て来ます。
では次に赤い矢印の意味を考えます。「どうぶつしょうぎ」の盤面を見てみましょう。4×3の盤面になっています。分かる人はここですぐに矢印の意味も含めて分かるかと思いますが、普段使っていない人には難しいかもしれません。これはスマホのフリック入力でした。「どうぶつしょうぎ」の盤面に合わせて矢印の通りにフリックしてみましょう。
逆向きのライオンの一つ右のマスからライオンのマスへフリックすると、さ行のマスをタップして左側にスライドする形になるので「し」になります。どうやらこのまま将棋になりそうです。
下も同様に考えていくと、答えは「モンスーン」となります。入力は「monsun」でお願いします。モンスーンとは季節風という意味です。確か小学生の頃に習いましたね。
また、かめはこの記事を書きながら、フリックとスワイプの違いを理解しました。
・Wave1-4
これはなんとなく歌のタイトルとその歌詞のように見えます。これを突き止めましょう。
「1986年」と書かれているのでこれに注目して検索をしましょう。もちろん年号だけで歌は出てこないので、「1986年 歌」や「1986年 曲」で検索してみましょう。かめが検索してみた時には、上の方に答えがチラッと現れましたが、記事の方には一切現れません。この方法で見つけた人はそのまま答えへと進めますが、見つけられなかった人は止まってしまいました。
ではタイトルにもっと注目しましょう。「1986年あアアアア」ですが、この「あ」は恐らく助詞なのではないかと推測することが出来ます。これを推測して「1986年は」や「1986年に」「1986年が」等検索をしてみると、「1986年の」で正解を引くことが出来ます。「1986年のマリリン」という歌が出て来ました。
後は歌詞と対応させるだけですが、その前に「漢ああ①②③①」の「漢ああ」について考えておきましょう。Wave1-3を見てみると予想が出来るかと思いますが、これは「答えは」なのではないかと考えられます。ということは①②③①を読めば良いだけだと分かりますので。答えは「スタンス」となります。入力は「sutansu」でお願いします。
「1986年」を「1111漢」にしたり「①②③①」を「①①①①」にする話も上がりましたが、冷静になれて良かったです。
・Wave2への鍵
これは実は解答用紙の一種です。上の4問の答えを使います。4問の答えが埋まりそうなマスがあるので埋めてみましょう。しかしどこか読む場所があるわけでもなく、その後何をして良いのかがさっぱり分かりません。
では、埋めた解答用紙を眺めてみましょう。盤面に同じ文字がたくさんあるように感じませんか。
ということも踏まえて盤面に大きく書かれた「1525」について考えてみましょう。あとはギルドメンバーの誰かが思いつくしかありません。これは盤面にある文字の数が1,5,2,5個のものを読む必要がありました。
実際に数えてみると、
コ:1 モ:2 タ:3 ン:4 ー:4 ス:5
となるので答えは「コスモス」です。入力は「kosumosu」でお願いします。
上の4問を解かずにノリで「コスモス」を入力した人は天才です。1人ぐらいいそう。
Wave2
それぞれの謎を解いたら手に入っていた謎のピースたち、絶対にこれらを使うんだろうなあと一瞬で思えるような見た目をした盤面が待っていました。ここから解説書くの面倒ですが、絶対No.2『Baby, please kill us.』の方が大変なので頑張って書きます。
どうやらパズルのように見えますが、ルールが特に明記されていないので推測していくしかありません。
大事な情報は
①全てのマスを白黒はっきりさせろ
②下にある謎の単語たち
③盤面やピースに書かれた数字
の3つです。これらからルールを推測していきましょう。
まずは①から、この盤面の灰色の部分を全て白マスか黒マスにしないといけないということが分かります。
次にどう塗れば良いのか考えます。集めてきたピースに注目しましょう。これらを盤面に埋めることが出来そうな気がします。同じ色は重ねても良いのかもしれないと考えると、色々な可能性が存在してしまい、とても大変です。恐らく重ねることはなく、灰色の部分のみに埋めるのではないでしょうか。
埋めてみましょう。1-2と1-4で手に入れたピースは左下の部分にしか埋めることが出来ません。1-1と1-3で手に入れたピースは複数の箇所に埋めることが可能ですが、1-2と1-4のピースが埋まったことによって埋められる場所が1つに定まります。
残りの灰色のマスも白マスか黒マスにしていく必要がありますが、その前に②と③について考えます。この単語たちが盤面と無関係なはずはありません。また、③より最終的に1234の順に読むと答えが出てくるのではないかと考えることが出来ます。ということは、この盤面に単語たちを埋める必要があるのではないでしょうか。実はスケルトンパズルを作ることが出来ます。知らない方は調べてみましょう。
後はスケルトンパズルが完成するように盤面に単語を埋めながら白マスや黒マスを塗っていくだけです。最大文字数が5文字であることを利用したり、他の単語との組み合わせを考えながら埋めたり塗ったりしていくと盤面を完成させることが出来ます。完成したものがこちらです。
このようになるので答えは「ようれい」となります。入力は「yorei」でお願いします。
LastWave
最後のページに待っていたのは一つの指示文だけでした。「長い戦いに決着を付けて解き直せ」です。とてもとても嫌な予感がしますね。順番に考えていきましょう。
まずは「解き直せ」です。解き直すということは今までのどれかの謎を再び解くということですが、そんなことが出来そうなものはあったでしょうか?探してみましょう。1つだけありましたね。先ほど解いたパズルです。ここで解き直しそうなものが1つだけなのがとても優しいですね。
ではこれを解き直したいのですが、まずは「決着を付け」る必要があるようです。考えてみましょう。この盤面は9×9です。9×9のもので決着を付けられそうなものはありませんか?思い付きませんかね……。ではWave1-3を見てみてください。将棋と書いてありますよね。どうぶつしょうぎは4×3でしたが、将棋は9×9です。この盤面は将棋を表しているのではないかと考えることが出来ます。
将棋のことは置いておいて、この最後の画像をもう一度見てみましょう。これは黒背景に白の文字で書かれています。これは何故でしょうか?オシャレにするためだからでしょうか?そう考えてしまえばそれで止まってしまうのですが、もう少し踏み込んで考えてみましょう。
黒背景に白の文字……といえば『Baby, please kill us.』で見た規制と同じですね。しかしそれは関係ありません。他のものを考えてみましょう。
すると、タイトル画像が同じような色合いをしていたと気付くことが出来ます。皆さんはここでタイトルについて考える必要がありました。
タイトルは『Cosmos』ですが、これは一体何なのでしょうか?何をして良いのか全く分からない、いわゆる宇宙謎というわけでもなく、花のコスモスが出てくるのでもなく、宇宙が出てくることもありませんでした。出て来たのはWave2へ行くための答えだけです。それだけで『Cosmos』というタイトルを納得してしまって良いのでしょうか?
ここで、ある可能性を考えてみる必要がありました。コスモスと将棋に何か関係があるのではないか。実際に調べてみましょう。「将棋 コスモス」と検索することで、一番上に「ミクロコスモス(将棋)」というWikipediaが出て来ました。詳しく見てみましょう。
「ミクロコスモスは詰将棋の題名。1525手詰であり、2020年現在、最長手数の詰将棋である。1986年に発表され、同年の看寿賞長編部門を受賞した。」
とあります。聡明なみなさんならここで何かに気付いたはずです。
「1525手」
「1986年」
そういえばどこかで聞いたことがあるような数字ですね??
「1525」はWave2への鍵の中で、「1986年」はWave1-4の中でそれぞれ見ています。どうやらこの『Cosmos』の中のテーマは「ミクロコスモス 」だと確信して良さそうです。
それではミクロコスモスと呼ばれる詰将棋の盤面を見てみましょう。
そしてこちらはWave2の盤面です。
もうお気付きかと思います。この盤面とミクロコスモスの盤面は対応していたのです。
白マスは自分のコマ、黒マスは相手のコマとして塗ると全く同じものになります。
「長い戦いに決着を付ける」とは、この詰将棋で相手の王を詰ませるという意味だと分かります。では実際に1525手を順番に考えていきましょう。持ち駒はないので盤面の駒を動かす必要があります。王手をかけることが出来るのはと・と・歩・桂の4つで……と考えていたら一生終わりません。というかかめは将棋をやらないのでこのやり方が合っているのかどうかもよく分かりません。
そんな方法は無理なので最終盤面を調べましょう。制作時にはYouTubeの解説動画を参考にしましたが、色んな方法があると思います。
なんらかの方法で見つけ出した盤面が下の画像です。
こちらが長い1525手もの戦いに決着が付いた盤面です。死闘の様子が脳裏に浮かびますね。この盤面をWave2の時の盤面に落とし込んじゃいましょう。ここで、3が入っていた白マスは香車ですが、最終盤面でも同じ位置にいるので3の場所は変えなくて良さそうです。
これを元に作った盤面がこちらです。
では、先ほどと同じようにピースや単語を埋めて行きましょう。
まず、1-4で手に入れたピースに注目すると一箇所しか入る場所はありません。そして、そのピースを埋めた事によって1-3のピースも埋められる場所が一箇所に定まります。しかし、残りの2つのピースが埋まる場所は2通りあり、まだ埋めることが出来ません。ですが下の単語も全て埋めなければならないという事実から、単語のことも考慮すると解が一つに定まります。これにより完成した盤面がこちらです。
少し難しいですが頑張りましょう。
これを同じように数字の順番に拾うと答えは「こうしき」となります。入力は「koshiki」でお願いします。
これによりNo.3『Cosmos』クリアとなります!!おめでとうございます!!!
そういえばWave1-1,Wave1-2はなんだったのでしょうか。この解説記事やヒントを見てもらえれば分かりますが注目すべきは太字になっています。ここはおまけぐらいの気付きになっているのでぜひミクロコスモスのWikipediaを見ながら探してみてください。
どのようにしてこれが完成したのかなどは取調新書の方にまとめておりますのでよければそちらもお読みください。(近日公開)